オンライン講演会「量子コンピュータ活用最前線」のご案内 第13回兵庫県マテリアルズ・インフォマティクス講演会(1/29開催)

兵庫県では、SPring-8をはじめとする県内科学技術基盤の活用や県内企業等の新技術・製品開発の促進のため、放射光を活用したマテリアルズ・インフォマティクスの取組を推進しています。この一環で、マテリアルズ・インフォマティクスの基盤技術や適用事例に関する講演会の開催を通じた人材育成に取り組んでいます。
今回は、「量子コンピュータ活用最前線」と題して、理化学研究所 計算科学研究センターの佐藤三久氏、白川知功氏、JSR株式会社の大西裕也氏にご講演頂きます。

開催日時

 2025年1月29日(水) 13:30~16:40

開催場所

 オンライン(Zoom Webinar)

定員

 100名(要事前申し込み)

プログラム

講演1 量子コンピュータと量子HPC連携プラットフォーム構築プロジェクト
     理化学研究所 計算科学研究センター
     量子HPC連携プラットフォーム部門    佐藤 三久 氏
     理化学研究所では、量子コンピュータを導入し、スパコンと連携させる量子HPC連携プラットフォーム
     構築プロジェクト( JHPC-Quantum)を推進しています。本講演では、量子コンピュータとは何かを
     簡単に解説し、本プロジェクトの紹介をします。

講演2 ノイズの大きな量子コンピュータを用いた量子多体系のシミュレーション
     理化学研究所 計算科学研究センター
     量子系物質科学研究チーム         白川 知功 氏
     現在利用可能な量子コンピュータは、100量子ビット程度のノイズの影響が大きなデバイスです。
     その結果、従来考えられていた量子アルゴリズムは利用できませんが、スパコンを大きく超えた「何か」
     が実行できる状況となっています。本講演では、このような量子コンピュータ利用の黎明期に、我々が
     実際に試みた量子多体系問題に対する利用例について紹介します。

講演3 量子コンピュータを用いた計算化学
     JSR株式会社 四日市研究センター
     マテリアルズ・インフォマティクス推進室  大西 裕也 氏

     量子コンピュータの自然な応用先として、化学計算、特に量子化学計算が有望視されています。本講演では、
     量子化学計算を概観した後、量子コンピュータとの相性のよさについて説明し、近年の研究成果について紹介します。

申込方法

参加は無料です。以下のリンクからご登録下さい。 
 お申込み先

申込締切

 2025年1月22日(水)

問い合わせ先

 兵庫県立大学 社会価値創造機構 事務局
 E-mail: sangaku[at]hq.u-hyogo.ac.jp ([at]は@に置き換え) Tel:079-283-4560

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