AIセンター

人工知能研究教育センター(AIセンター)

人工知能研究教育センター(AIセンター)による人材育成支援

 現在、クラウド技術の高性能化がAIによるビックデータ分析の活用を進展させる一方で革新的なAI(人工知能)チップの開発によりエッジ側の機能が高度化し、情報革命によって日常生活や経済活動が大きく変化しています。
 兵庫県立大学はエッジコンピューティングからクラウドコンピューティングまでの幅広い情報分野の研究・教育を行っており、AI時代に欠かせない横断的な技術領域に対応できる技術シーズを持ちます。これらの強みを活かしてAI社会に対応できる人材育成や社会貢献を担うべく、平成31年4月から本学産学連携・研究推進機構内に当センターを設置いたしました。

センター長 森本 雅和 准教授

新着情報

組織

森本 雅和  准教授(センター長)
礒川 悌次郎 准教授(副センター長)
上浦 尚武  教授
日浦 慎作  教授
相河 聡   教授
新居 学   准教授
山添 大丈  准教授
藤田 大輔  助教

松井 伸之 特任教授(顧問)
小橋 昌司 教授(先端医療工学研究所長)
川嶋 宏彰 教授
笹嶋 宗彦 教授
大島 裕昭 准教授
湯本 高行 准教授
山本 岳洋 准教授
奥田 萌莉 助教

研究テーマ

  1. 画像認識技術:表情分析、行動予測、異常箇所認識、顔認証等へのAI技術の活用
  2. 自然言語処理:自動翻訳、要約や情報抽出・検索等に不可欠な自然言語処理
  3. 自動運転:高レベルの自動運転に不可欠な行動予測や危険察知の性能向上
  4. 量子情報科学技術とAIの融合:量子コンピュータ・コンピューティング活用、融合AI技術の開発
  5. 観光用ビッグデータの活用調査:魅力あるホットスポット発見やルート推奨による兵庫県観光の活性

【人材育成・普及啓発の取り組み】
 県の取り組みと連携し、中小企業・団体のニーズに応じたセミナー、研修会を開催しています。

1.普及啓発セミナー【随時開催】

「AI入門セミナー」

 企業等において、これからAI(人工知能)の導入・活用を検討するきっかけづくりを目的として、ビジネスにおけるAI活用の最新事例を紹介するセミナーを開催しています。

【令和6年度開催予定】
 「企業における生成AI活用事例をやさしく解説」

実施日会場登壇者
令和6年12月2日(月)
14時00分~17時20分
神戸三宮
スペースアルファ三宮大会議室
【講演1】 エクサウィザーズ 稲次俊明氏
 「法人企業の生成AIの活用実態と生成AI活用を成功させるための進め方」
【講演2】 富士通Japan 小林司氏
 「生成AIを活用した業務効率化の実践と、持続可能な社会への挑戦」
【講演3】 KDDI総合研究所 南川敦宜氏
「通信事業における生成AI活用事例」

2.講習会(入門編・初級編)

 生成AIなどAI技術のめざましい進歩は、社会のあらゆる領域に多大な影響を与えています。また、日々十数EB(エクサバイト=100京バイト)ものビッグデータが飛び交う現在では、AIがなければデータの分析・活用はもはや不可能です。
 現代社会に不可欠となったAI技術とは、どのようなものかをひもとく講義を午前に行い、午後にはAI活用で多用されるプログラミング言語Pythonによるプログラミングに取り組みます。この講義を通して、AIの基礎を知り、来るべき時代を乗り越える力を身につけませんか?

【令和6年度開催予定】
 第1回:令和6年10月26日(土)、27日(日) 10時00分~17時00分
 第2回:令和7年2月1日(土)、2日(日) 10時00分~17時00分
 定員:各回10名
 会場:スペースアルファ三宮
 主催:兵庫県立大学、兵庫県立神戸高等技術専門学院、新産業創造研究機構(NIRO)
 【詳細はこちら】

 兵庫県立神戸高等技術専門学院のホームページからお申し込みください
 兵庫県立神戸高等技術専門学院のホームページ

3. 中級編【随時募集中】

中小企業のAI人材の育成を支援するため、ハンズオン研修で従業員向けの研修を行います。

内容

  • 大学の講義並み(概ね20時間程度)の講習(授業)を行います。あらかじめ講義内容については企業ニーズにあわせて綿密にうちあわせさせていただきます。
  • 講習会で利用するパソコンなどは派遣先の企業で用意いただきます。(普段から利用している端末が望ましい)
  • カリキュラムにしたがって講習を行いますので、企業において氏名された方が全カリキュラム通して受講することを想定しています。

受講対象

  • 受講者についてもITに関する一定の知識を求め、事前・事後の課題なども準備しています。

費用など

  • 講義内容、アシスタントの有無などにより、本学規定の経費をいただきます。事前打ち合わせ、教材準備、計算リソース準備などの費用も含みます。
  • 他機関の専門家派遣制度と同程度までの補助制度がありますので、一定金額は利用者の負担が軽減されます。
  • 教材・教育手法などのノウハウについては兵庫県立大学に帰属します。例:「機械学習に必要となる数学・統計学」「Matplotlibによるグラフ作成」「Scikit-Learnによる機械学習」「Scikit-Imageによる画像処理」「Pandasによるデータ分析」「Tensorflowによる深層学習」