先端医療工学研究所
の整備
県立はりま姫路総合医療センターの開設にあわせ、県立大学が長年にわたり積み重ねてきた医工学連携の実績を活かし、医療関連機器の研究開発やイノベーションなどに貢献する附置研究所として、先端医療工学研究所を整備します。本研究所では、県立大学が有する工学、理学、看護学、環境人間学、情報科学などの分野の知見・技術シーズを背景に、医療機関、産業界、自治体と協力し、医療関連機器、デジタルヘルスなどの研究開発をさらに加速化させていきます。
背景
- 産業界において、医療関連分野への進出ニーズが高まっており、既存の技術シーズを活かした共同研究や製品開発に取り組む動きが広がっています。
- 医療関連分野の研究(医療関連機器、デジタルヘルス、素材開発など)に関して、分野横断的、学際的なイノベーション創出の動きが強まっています。
- 成長が期待される医療関連分野で役立つ技術・能力を身に着けたい、ポストコロナ社会を見据えた社会課題解決に貢献したいとの学びのニーズが高まっており、企業においても、自社の強みを医療に応用できる人材が求められています。
研究所の概要
場所 | 県立はりま姫路総合医療センター教育研修棟3階 |
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面積 | 1,436㎡ |
整備内容 | 研究室、実験室、講義室 等 |
開設時期 | 令和4年4月(予定) |
県立大学における医産学連携活動の経緯
平成23年4月 | 工学研究科に医療健康情報研究センターを設置 |
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平成28年4月 | 先端医工学研究センター(AMEC)/姫路サテライトラボ(姫路ターミナルスクエア4階、姫路駅前)を設置 |
平成28年 9月 | 新病院と隣接した医産学連携拠点の整備の決定 |
令和元年 4月 | 学長特別補佐(医工学教育研究推進担当)の設置 |
令和3年度の取り組み
先端医療工学研究所設置準備室を設置し、令和4年4月をめどに、先端医工学研究センター(AMEC)の機能を移転させ、規模、研究設備を拡充したうえで、新病院に隣接した附置研究所を開設する。また、県立大学が有する、工学、理学、看護学、環境人間学、情報科学などの分野の知見・技術シーズを活かし、同研究所をオープン大学院〔医療健康科学技術大学院(仮称)〕として位置づけ、医療関連機器、デジタルヘルスなどの分野における人材育成に取り組む準備を進める。
オープン大学院の考え方
工学、理学、看護学、環境人間学、情報科学研究科が医療関係分野の科目を提供し、全研究科共通で履修できる科目群とする。当該科目は各研究科における修了単位として認定される。取得できる学位の名称は各研究科の学位名称とする。